ウマ娘 シンデレラグレイの聖地巡礼ガイド｜名鉄沿線の注目スポットまとめ

アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』の舞台となっているのは、岐阜県の地方競馬場「カサマツトレセン学園」。

実はこの学園には、モデルとなった「笠松競馬場」や、作品内に登場する駅・街並みの実在モデルが多数存在しています。

この記事では、名鉄沿線を中心に、ファンが実際に訪れて楽しめる“聖地巡礼スポット”をわかりやすく紹介していきます。

モデルとなった笠松競馬場とは？

アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』の舞台である「カサマツトレセン学園」は、岐阜県羽島郡笠松町に実在する「笠松競馬場」がモデルになっています。

笠松競馬場は1948年開場という歴史ある地方競馬場であり、数多くの名馬を輩出してきた競馬ファンの聖地として知られています。

その中でも、オグリキャップがデビューを飾った場所として、作品との結びつきが特に強いスポットです。

カサマツトレセン学園＝笠松競馬場のリアル

作中に描かれるカサマツの風景は、笠松競馬場の構内や周囲の街並みに酷似しており、背景美術の再現度も非常に高く仕上がっています。

ファンの間では、実際に足を運ぶことで作品の世界観により深く浸れるという声も多く、聖地巡礼地として注目度が高まっています。

観戦スタンドやパドック、ゲートなど、アニメに登場するモチーフが数多く点在しており、カメラ片手に巡るのもおすすめです。

オグリキャップが育った伝説の場所

『シンデレラグレイ』の主人公・オグリキャップは、実際の競走馬としても笠松競馬場でデビューし、地方から中央へと駆け上がった伝説を持っています。

その成り上がりストーリーは、まさに“シンデレラグレイ”という作品の骨格をなしています。

笠松競馬場の場内には、オグリキャップを称える記念碑などもあり、ファンにとっては必見のスポットです。

競馬を知らない方でも、物語の“出発点”として体験しておきたい場所といえるでしょう。

名鉄とウマ娘の関係｜舞台背景の鍵を握る鉄道

『ウマ娘 シンデレラグレイ』において、物語の舞台を支えるもう一つの重要な要素が、名古屋鉄道（名鉄）です。

オグリキャップたちが通うカサマツトレセン学園の最寄り駅や日常描写には、名鉄名古屋本線沿線の風景や駅が数多く反映されています。

名鉄が実際にコラボイベントを行っていることからも、舞台との強い関係性が伺えます。

名鉄名古屋本線と舞台設定のつながり

笠松競馬場の最寄り駅である名鉄・笠松駅は、物語の中にもそのまま登場するような形で描写されています。

背景に映る車両や駅ホームの雰囲気は、実在の名鉄の駅を精密にトレースしており、ファンの間では“モデル探し”を楽しむ声も多く聞かれます。

名古屋本線というローカル色の強い鉄道が、ウマ娘たちの“日常と非日常”をつなぐ重要な舞台装置として機能しています。

作中に登場する駅のモデル地をチェック

名鉄・笠松駅をはじめ、名鉄名古屋駅や名鉄一宮駅など、沿線の主要駅が劇中の背景に溶け込んで登場しています。

特に1話・2話の電車のシーンでは、赤と白の名鉄車両が登場する描写があり、鉄道ファンからも注目を集めました。

駅のベンチ、改札、駅前の商店街など、地元住民には見覚えのある風景がちりばめられており、“ご当地感”を大切にした作品づくりが伝わってきます。

巡礼ファン必見！おすすめスポット5選

聖地巡礼を楽しみたいウマ娘ファンに向けて、実際に訪れることができる注目のスポットを5つ厳選しました。

名鉄沿線に集中しているため、電車旅との相性も抜群。

作品の世界に触れながら、実在の“風”や“音”を感じてみてください。

①笠松競馬場：物語の原点に触れる

やはり欠かせないのがオグリキャップの出発点である笠松競馬場。

場内には実際のレースが行われる本馬場、パドック、スタンドなどがあり、作品内の描写と照らし合わせながら楽しめます。

週末開催時にはレース観戦も可能で、アニメでは味わえない“本物の熱気”を体験できます。

②名鉄・笠松駅：アニメにも登場する駅舎

最寄り駅である名鉄笠松駅は、作中に出てくる駅の背景に酷似していることでファンの間では“巡礼の起点”として知られています。

ローカル感漂う小さな駅舎と、そこに到着する名鉄車両の風景は、作品の空気そのものです。

③木曽川沿い：第1話の情景を彷彿とさせる

競馬場のすぐそばを流れる木曽川は、夕暮れや早朝のシーンにたびたび登場する重要な風景モチーフです。

土手から見える空、風にそよぐ草原の描写など、アニメのカットと一致するロケーションも多く、散歩気分で立ち寄れるのも魅力です。

④名古屋本線沿線のローカル風景

アニメの背景には、名鉄名古屋本線沿いの住宅地や田園風景が数多く描かれており、どこか懐かしい情景に浸ることができます。

列車の窓から見える風景もまた、作品の“時間の流れ”を感じさせる大切な要素になっています。

⑤名鉄資料館：電車好き＆背景オタクに◎

少し足を延ばせば、名鉄電車の歴史や車両を知ることができる「名鉄資料館」（犬山）もおすすめ。

ウマ娘×名鉄のコラボ背景をもっと楽しむための知識も得られ、鉄道×アニメの聖地巡礼として一石二鳥です。

コラボ企画・限定きっぷの情報もチェック！

名鉄と『ウマ娘 シンデレラグレイ』のコラボは、聖地巡礼をさらに楽しくする仕掛けが満載です。

期間限定で開催されるスタンプラリーやオリジナルグッズの販売など、訪れるだけでなく「参加して楽しめる」要素が魅力となっています。

巡礼前には、公式情報を必ずチェックしておきましょう。

期間限定の名鉄×ウマ娘スタンプラリー

2024年春から夏にかけて、名鉄沿線を舞台にした『ウマ娘 シンデレラグレイ』とのコラボスタンプラリーが開催されました。

指定された駅やスポットに設置されたスタンプを集めると、限定イラストカードやクリアファイルなどの特典がもらえる仕組みです。

スタンプラリー台紙は駅や資料館で配布され、小旅行気分で名鉄沿線を楽しめる点も高評価でした。

オリジナルグッズや記念乗車券も充実

駅売店や特設会場では、ウマ娘×名鉄の描き下ろしイラストを使ったグッズも多数登場。

さらに、数量限定で販売された記念乗車券セット（硬券仕様）は、鉄道ファン・アニメファンの両方から人気を集めました。

これらのグッズはイベント期間終了後に完売することもあるため、事前に販売場所や取り扱い状況を確認しておくのがおすすめです。

聖地巡礼に行く前に｜アクセス・注意点まとめ

聖地巡礼をより快適に楽しむためには、事前のアクセス確認と現地でのマナーを押さえておくことが大切です。

特に笠松競馬場周辺は住宅地も多く、地域の方々への配慮を忘れずに巡礼を行いましょう。

以下に、主要スポットへの行き方と現地での注意点をまとめました。

名古屋駅から笠松への行き方

名古屋駅から笠松駅までは名鉄名古屋本線を利用するのが最も便利です。

名鉄名古屋駅から約25〜30分で笠松駅に到着し、駅から笠松競馬場までは徒歩約10分。

特急・急行の利用や、途中の乗り換え案内は名鉄公式サイトや乗換アプリを使うとスムーズです。

競馬場見学のマナーと観戦ルール

笠松競馬場では、無料入場日やイベントデーなどを除き、一部入場制限や時間帯による変動があります。

見学目的で訪れる場合も、スタッフの案内に従い、指定区域外には立ち入らないなどの基本マナーを守りましょう。

また、フラッシュ撮影や立ち止まりすぎる行為は控えることで、競馬場としての運営にも協力できます。

地元の方々と共存する巡礼として、感謝と節度を持った行動を心がけましょう。