アニメ『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』は、2025年7月から第2期の放送がスタート予定で、注目度がますます高まっています。
本作には、魔術に人生を捧げるロイドを中心に、頼れる仲間たち、謎多きギルド、そして王族や天界の使徒といった多彩なキャラクターが登場します。
この記事では、登場人物と担当声優をカテゴリ別に整理してご紹介。第2期から登場する新キャラや声優陣も含めて、見どころを一挙にチェックできます。
- 第七王子に登場するキャラと担当声優の一覧
- 第2期から登場する新キャラの特徴と魅力
- キャラ同士の関係性や物語での役割がわかる
ロイド・ディ・サルーム(CV:小市眞琴)|魔術に人生を捧げる第七王子
『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』の主人公、ロイド・ディ・サルームは、魔術の探求こそが生きがいという狂気的な魔術マニアです。
前世では平民でありながら魔術に対する異常な情熱を抱いていたロイドは、王族として生まれ変わった今、何者にも縛られず魔術を突き詰める人生を選びます。
強大な魔力を持ちつつも、それをひけらかすことなく、ただ純粋に「知の探究」を続ける姿は、観る者の心を掴んで離しません。
前世の記憶を持つチート級の魔術天才
ロイドの魅力は、単なるチート能力の持ち主に留まらず、“魔術を学ぶことそのもの”に喜びを見出す姿勢にあります。
王子としての特権を使いながらも、その立場に執着することなく、ただひたすらに魔術理論と実践を突き詰めていく彼の姿には、一種の哲学的な深みすら感じられます。
登場初期からすでに異常な実力を見せつけるロイドですが、その本質は「強さ」ではなく「知識への飽くなき渇望」です。
少年役に定評のある小市眞琴が熱演
ロイドを演じるのは、少年役に定評のある小市眞琴さん。
原作やコミカライズの段階からロイドに強いインパクトを感じていたという小市さんは、インタビューの中で「魔術一筋でフラグも立たない、狂気的だけど愛すべきキャラクター」と表現しています。
作品内では、冷静沈着な語り口から、狂気的なテンション、そして時にちまっとなる可愛らしい声色まで、多彩な演技でロイドの魅力を余すところなく表現しています。
アニメで初めてロイドに触れる視聴者にも、その異質な魅力が伝わる仕上がりとなっています。
シルファ(CV:Lynn)|忠義に生きる戦闘メイド
シルファはロイド付きの護衛兼メイドであり、類まれな剣術と戦闘センスを持つ冷静沈着な女性キャラクターです。
しかし、その表情の裏には、ロイドに対する深すぎる忠誠心と依存に近い執着が潜んでおり、戦うメイドという枠に収まらない多面的な魅力を持っています。
普段は冷静な振る舞いを見せる一方、ロイドに危険が迫った時には目の色が変わるような豹変ぶりを見せ、そのギャップが視聴者を惹きつけてやみません。
ロイドに絶対の忠誠を誓う護衛メイド
シルファはロイド様に絶対の忠誠を誓うメイドです。
その忠誠心は常識を超えるレベルにあり、時に暴走気味な発言や行動を取ることもありますが、彼女の中ではそれすらも「ロイド様のため」であると正当化されます。
この極端な忠誠心が、戦闘における彼女の強さと説得力をより高めており、作品における「忠義」の体現者として欠かせない存在です。
戦うメイドの凛とした演技が光るLynnさん
シルファを演じるのは、数々の作品で実力を発揮してきた声優Lynnさん。
Lynnさんは「めちゃ強で冷静沈着なメイドのようですが、ロイド様への溺愛っぷりは彼女を如何様にも変貌させます」とコメントし、そのギャップを演じ分ける面白さを語っています。
アニメでは、鋭さと優雅さを兼ね備えた声のトーンと、時折垣間見せる愛らしい崩れた演技が対照的に描かれ、キャラクターの奥行きを際立たせています。
まさに“戦えるメイド”を体現した声の芝居は、シルファというキャラの魅力を何倍にも引き上げていると言えるでしょう。
グリモ(CV:ファイルーズあい)|知識の塊・魔導書の魔族
グリモはかつてサルーム王国を滅亡寸前にまで追いやったほどの強大な魔力を持つ古代の魔人で、禁書として数百年にわたり封印されていた存在です。
しかし、ロイドによってその封印が解かれ、彼の底知れない魔力と知識に圧倒される形で敗北。
その後はかわいらしい使い魔の姿となり、ロイドに仕えることを選びます。
ロイドの魔術探求を支えるパートナー
グリモは見た目こそ愛らしい姿に変わりましたが、その本質は魔術知識の集合体とも言える存在で、ロイドにとっては魔術理論や実験の相談相手として欠かせない存在です。
時に厳しく、時にコミカルにロイドに接するグリモは、「知の相棒」として物語を大いに盛り上げてくれます。
古代魔術への造詣や過去の記憶も作品に奥行きを与える重要な役割を果たしており、単なるマスコットキャラではない深みが魅力です。
圧倒的な表現力を持つファイルーズあい
グリモを演じるのは、パワフルな演技力と豊かな感情表現で知られるファイルーズあいさん。
時には威厳ある魔人のような声音で、時には驚きや呆れを含んだテンポのよい掛け合いで、ギャグとシリアスの両面を自在に演じ分ける技量を見せています。
ファイルーズさんの演技が加わることで、グリモの“元魔人”という重厚なバックボーンと、“使い魔”としての愛嬌の両面がより鮮やかに浮かび上がり、視聴者の記憶に残るキャラクターへと昇華しています。
第2期では、さらに彼女の知識や魔力が物語の鍵を握る場面が増えると予想され、グリモの活躍にもますます注目が集まりそうです。
仲間キャラたちとその声優紹介
ロイドの魔術探求の旅には、彼を支える個性的な仲間たちが存在します。
その多くが彼の強大な魔力や知識、人間性に惹かれ、忠誠や信頼で結ばれた関係に発展しています。
それぞれの背景や特技、そしてアニメで演じる声優陣の実力が加わることで、物語の深みが一層際立ちます。
レン(CV:高橋李依)|毒を持つ少女、ロイドのメイドへ
レンは生まれつきの「ノロワレ」と呼ばれる体質により、周囲の人々から恐れられ、距離を置かれていた少女です。
元はギルドに所属しており、孤独ではなかったものの、社会からは常に異物視されていた存在でした。
そんな彼女がロイドと出会い、自身の体質の根本原因を彼に解き明かされ救われたことで、初めて本当の信頼関係を築くようになります。
その後、ロイドに仕えるメイドとして新たな人生を歩むようになり、演じる高橋李依さんはその心の変化を丁寧に表現しています。
タオ(CV:関根明良)|拳で戦う無邪気な格闘少女
タオは呼吸を操る「気術」の使い手で、ギルドに所属するB級冒険者です。
常に明るく無邪気な性格で旅を続けており、イケメンに目がないという乙女な一面も持ち合わせています。
ロイドとは、彼が成長後の姿で旅をしていた時に偶然出会い、その強さと魅力に興味を抱いて協力するようになります。
演じる関根明良さんは、タオの陽気さと戦闘中の迫力ある表現を絶妙に演じ分け、キャラクターの生き生きとした印象を強調しています。
シロ(CV:松井恵理子)|ロイドの忠実な使い魔
シロは森林地帯に生息する狼型の魔獣「ベアウルフ」の一匹で、魔人パズズに洗脳されていた過去を持ちます。
ロイドによって解放された後、自らの意思でロイドの使い魔となり、グリモと共に仕えるようになりました。
巨大な体に反してつぶらな瞳とモフモフの外見が特徴で、視覚的にも癒しとインパクトを兼ね備えた存在です。
また、ロードスト領のギザルム事件ではシルファと行動を共にし、彼女が奥の手として用意していた魔剣を預かるなど、信頼された戦力としての役割も担っています。
ロイドの兄と姉である王族キャラ
サルーム王国の王子・王女たちは、それぞれが独自の才能や価値観を持ち、ロイドとの関係性にも深みを与えています。
一見すると厳格な王族にも見える彼らですが、個々の想いや夢、そしてロイドに対する想いが描かれることで、物語に厚みが加わっています。
ここでは、そんな王族キャラクターたちと、彼らを演じる声優陣に注目してご紹介します。
アルベルト(CV:堀江瞬)|第二王子、“焦熱炎牙”の魔術師
アルベルトはサルーム王国の第二王子で、“焦熱炎牙(しょうねつえんが)”の異名を持つ火炎魔術の使い手です。
厳格で礼儀正しい一方、弟たちを見守る兄としての気概に満ちており、特にロイドのことを気にかけています。
王族としての責務と魔術師としての誇りを併せ持つ存在であり、演じる堀江瞬さんの落ち着いた声と誠実な演技が、アルベルトの重厚な人柄を際立たせています。
ディアン(CV:広瀬裕也)|鍛冶師を志す熱血な王子
第四王子・ディアンは王族でありながら、鍛冶師になることを夢見る熱血漢です。
魔剣の鍛造を目指して日々研究を重ねる彼は、腕っぷしにも自信があり、兄弟の中でも特に情熱的で面倒見の良い性格をしています。
ギャグシーンではコメディリリーフ的な役割も果たしつつ、兄としての格好良さも垣間見せる存在です。
広瀬裕也さんは、その快活さと熱さを兼ね備えた演技で、ディアンの親しみやすさを自然体で表現しています。
アリーゼ(CV:熊田茜音)|動物と心通わせる心優しい王女
アリーゼはロイドの姉にあたる王女で、動物と心を通わせることができる特異な才能を持っています。
その優しい心と天真爛漫な性格から、王族の中でも特に癒し系の存在として描かれています。
動物たちと触れ合っているときの彼女の自然な笑顔は、見ているだけで心が温まる魅力があります。
熊田茜音さんは、アリーゼの優しさと感受性の豊かさを声で丁寧に表現しており、多くの視聴者の共感を集めています。
サリア(CV:津田美波)|楽器の天才、ロイドの姉で才色兼備
サリアは音楽の天才とも呼ばれる王女で、あらゆる楽器を極めた音楽の申し子として描かれています。
寡黙でクールな印象の彼女ですが、実はロイドのことを密かに応援しており、「ふんす!」と意気込むシーンは微笑ましさ満点。
王族としての気品と、姉としての温かさを持ち合わせたバランスの取れたキャラクターです。
津田美波さんはその柔らかい声色で、サリアの知的で優雅な雰囲気を丁寧に演じ、作品に上品さを与えています。
ギルドの構成員と声優
“ノロワレ”と呼ばれる特異体質を持つ者たちが集い、ひとつの目的のもとに行動する謎多き集団──それがギルドです。
最初は敵対する存在でありながらも、ロイドによって助けられ味方となる面白くも頼もしい仲間たちです。
各キャラクターの背景や信念が丁寧に描かれており、視聴者の心を掴む魅力的な存在になっています。
ここでは、そんなギルドの主要メンバーと担当声優をご紹介します。
ジェイド(CV:島﨑信長)|影狼のジェイド、ギルドのリーダー
“神隠しのノロワレ”を持ち、意思とは無関係に転移してしまう体質の持ち主。
それゆえに“影狼”と呼ばれた彼は、同じくノロワレを持つ者たちを集めてギルドを立ち上げたリーダーです。
その正体は、強権的に領地を支配するロードスト領貴族家の三男であり、故郷を救うために命を懸けた熱い信念の持ち主でもあります。
バビロン(CV:土岐隼一)|巨鼠のバビロン、潜入と柔体の達人
“軟体のノロワレ”により全身が柔らかく変形し、鼠のように狭い隙間も通り抜けることができるバビロン。
その能力と挙動から“巨鼠”と呼ばれており、感情の読めない糸目が特徴です。
一見クールながらも仲間への思いやりを持つ社交的な性格で、知恵と柔軟な発想力で戦局を動かします。
クロウ(CV:永塚拓馬)|闇鴉のクロウ、呪詛を操る沈黙の使い手
“呪詛のノロワレ”によって、発した言葉すべてが魔力を持つという恐るべき体質を持つクロウ。
そのため普段は鳥型の仮面を着けており、口数も極端に少ない引っ込み思案な青年です。
ロイドの支援により能力を制御できるようになってからは、徐々に明るい性格を取り戻していきます。
ガリレア(CV:杉田智和)|蜘蛛のガリレア、糸を操る戦略家
“糸のノロワレ”により、体内の魔力を粘液へと変化させ、敵の動きを封じる戦法を使う戦略型の戦士。
“蜘蛛”の異名を持つ彼は、ジェイド不在時にはギルドのまとめ役として統率力を発揮する頼れる副官的存在でもあります。
その粘液には様々な性質があり、鉄のように重く硬いものも自在に操ることが可能です。
タリア(CV:明坂聡美)|百傷のタリア、自傷転写の異能を持つ
“傷のノロワレ”により、自らの体を傷つけることで、視界内の相手にも同じ傷を負わせるという強力な異能を持つ少女。
“百傷のタリア”の名は、その身体に刻まれた無数の傷跡から名付けられたものです。
世話焼きな性格で、レンの面倒も見ていたほどの姉御肌。仲間のために傷つくことを厭わない、自己犠牲の精神を持っています。
第2期から登場の新キャラと声優
第2期からは、天界や教会など新たな舞台に関連した個性的な新キャラたちが登場します。
いずれも物語の核心に深く関わる存在であり、物語に新たな風を吹き込むキーパーソンとして注目されています。
ここでは、その注目キャラと演じる豪華声優陣をご紹介します。
イーシャ(CV:石見舞菜香)|天然系で歌が得意なシスター
教会に仕える若きシスターで、天真爛漫で天然な性格と、美しい歌声が印象的なキャラクターです。
神に仕える身でありながらも、飾らず優しい雰囲気を持ち、周囲の人々を和ませます。
声を担当する石見舞菜香さんは「優しくおちゃめで歌の上手なシスター」としてイーシャを演じており、その柔らかく透明感のある演技が魅力です。
ジリエル(CV:森久保祥太郎)|天界64神の使徒、神聖魔術を操る天使
神聖魔術を操る天使であり、天界64神の忠実なる使徒という崇高な存在です。
その美しい外見と圧倒的な力を持ちながらも、作中では意外にもコミカルな動きやセリフが目立つ、強烈な個性の持ち主。
森久保祥太郎さんは「開けられる引き出しを全開にして挑んでいます」と語り、豊かな表現力でジリエルの振れ幅の大きな魅力を見事に体現しています。
謎神父(CV:宮本充)|不気味な神父キャラ
登場当初から正体も目的も不明な、不気味な雰囲気をまとった謎多き神父。
登場シーンでは覗き趣味の天使が現れたり、異様なテンポで進むシーンに巻き込まれるなど、視聴者に強烈な印象を残します。
宮本充さんは「登場初回から想像を超える展開で驚かされた」とコメントしており、これまでの演技経験をリセットして挑む姿勢が話題となっています。
第七王子 キャラと声優一覧の総まとめ
『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』は、キャラクターの個性と演者の表現力が絶妙に組み合わさることで、唯一無二の世界観を築いています。
主人公ロイドを筆頭に、王族、仲間、ギルド、そして第2期から登場する新キャラたちまで、多彩なキャストとキャラ設定が作品全体の深みを増しています。
以下では、作品を通じて特に注目すべきポイントをまとめました。
豪華声優陣と明確なキャラ設定で深まる世界観
小市眞琴さんのロイドを筆頭に、Lynnさん、ファイルーズあいさん、高橋李依さんなど、実力派の声優陣が揃ったキャスティングは本作の大きな魅力です。
それぞれのキャラが持つ背景や能力、信念が明確に描かれており、視聴者は彼らの心情や成長に強く感情移入することができます。
声優陣の演技によって、そのキャラが生きているかのような臨場感が生まれ、アニメとしての完成度が非常に高いものとなっています。
第2期は新キャラの登場とともにさらに加速する展開に注目
2025年7月放送開始の第2期では、イーシャやジリエルといった神や天界にまつわるキャラクターが登場し、物語のスケールが一気に拡大します。
また、ギルドとの関係が進展し、元敵だったキャラが味方として加わることで、ドラマ性が一層強化されていく点も見逃せません。
新旧キャラの織りなす人間模様と、ますます加速するロイドの魔術探求に注目が集まるシーズンとなるでしょう。
- 登場キャラと声優を一覧で把握できる
- 第2期から登場する新キャラの特徴を解説
- ギルドなど重要キャラの背景も網羅
- ロイドを中心とした関係性が見えてくる
- 豪華声優陣の演技の魅力にも注目
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